第3回「日本人の英語力を上げるには?」

TOEICのスコアをみると日本人の英語力はアジア圏でも特に低いですが、これを解決するにはどうしたらよいでしょうか。」

参考:

https://www.ets.org/s/toeic/pdf/ww_data_report_unlweb.pdf

[私の考え]

企業の取り組みではなく教育機関による取り組みが重要だと思います。企業による取り組みは短期的かつ個人的なものになる可能性が高く、またすでに企業で働いているため、英語力が向上した人々が若い世代に教育で還元していく可能性が低いからです。

社会に出る前の教育段階にいかに英語力を伸ばすか、そのノウハウをどう次世代に還元していくかが重要になると思います。

例としてセンター試験あるいは大学入試の英語をTOEICあるいはTOEFLに変える、大学の英語の講義の成績に上記試験のスコアを反映させるなどが考えられます。

中学校(あるいは小学校)から始まる英語教育が成果を上げていない理由は、従来の教育がセンター試験や大学入試といった日本人のみが受ける試験に特化しているからではないでしょうか。

現在の英語教育はセンター試験や大学入試で高得点を取ることに注視していますが、そういった努力は残念ながらTOEICTOEFLのスコアに反映されていません。

現在の日本では、日本学生の優劣を決めるひとつの指標としてしか英語を使っていないのではないかと思います。

英語力を測るという視点では日本人だけが受ける試験は適しておらず、世界で広く実施されている試験で評価すべきでしょう。特に英語を公用語とする人々が受ける試験が望ましいと思います。

というのは公用語で使っている人々が試験を受けることで、試験内容がより洗礼されていく期待が持てるからです。笑い話で日本人が受ける学校の試験を外国人が受けたらさっぱり解けなかったという話がありますが、そういった「身内だけで通じる、世界では使えない英語力」は不要なものなので試験のスコアに反映されないことが望ましいでしょう。

TOEICTOEFLが英語力を測る指標として一番良いとは言いませんが、少なくとも国内の試験よりは「身内だけで通じる、世界では使えない英語力」が排除されているのではないかと思います。

それらの試験で高いスコアを取ること、そのための教育というのは若い世代の英語力の向上に役立つのではないかと私は考えています。